米MDAがSM-6による弾道弾迎撃試験を実施

 米ミサイル防衛局(MDA)と米海軍は3月28日,イージスBMDによる弾道弾迎
撃試験FTM-32(Flight Test Aegis Weapon System 32)“Stellar Laelaps”
を成功裏に実施した。
 使用した標的は,ノースロップ・グラマン製のMRBM(Medium-Range
Ballistic Missile)標的,MRBM T3C2(MRBM Type 3 Configuration 2)で,
これをカウアイ島の太平洋ミサイル試験場から発射。迎え撃ったのは駆逐艦プ
レブルPreble DDG-88で,使用したミサイルはSM-6デュアルⅡのSWUP
(Software Upgrade)適用型ブロックIA。SM-6による弾道弾迎撃試験は7回
目,そのうちSM-6デュアルⅡブロックIAによるものは4回目。
 なお,この試験にはアーレイ・バークArleigh Burke級フライトⅢの一番手
であるジャックH.ルーカスJack H. Lucas DDG-125が初期運用評価試験(IOT&E
:Initial Operational Test and Evaluation)の一環として参加,さらにオ
ーストラリアのアンザックAnzac級フリゲイト,スチュアートStuart,それと
E-7ウェッジテイル早期警戒機も加わっていた。