●日本のクルーズ人口過去最多を更新

 国交省が6月27日に公表した「2018年の我が国のクルーズ等の動向」によれば,外航および国内クルーズを利用した日本人旅客数の合計(クルーズ人口)は,前年比1.8パーセント増の32万1,100人となり,2017年に続いて30万人を超えて過去最多を更新した。内訳は外航クルーズの日本船社利用が8,600人(前年比700人減),外国船社が20万6,100人(18,600人増)で計21万4,700人(9.1パーセント増)。国内クルーズは日本のクルーズ船利用が10万5,300人(12,800人減),内航フェリー利用が1,100人(700人増)で計10万6,400人(10.2パーセント減)だった。長期の外航クルーズの増加で相対的に国内クルーズの減少が見られた。

 同日は「我が国港湾へのクルーズ船の寄港回数及び訪日クルーズ旅客数」も公表され,寄港回数は全国139港湾に2,930回(前年比6.0パーセント)の過去最多となった。外国船社運航船が1,913回(前年比100回減),日本船社運航船が1,017回(266回増)だった。港湾別の最多は博多で279回。以下那覇243回,長崎220回,横浜168回,平良143回,神戸136回,ベラビスタマリーナ122回,佐世保108回,石垣107回,鹿児島100回。クルーズ船で日本に入国した外国人旅客数は245万1,000人で,前年より78,000人,3.1パーセント減少した。