●GHG排出低減型ウルトラマックス・バルカーのイメージ図

(DNV-GL)

 欧州のDNV-GL(ノルウェー・ドイツ船級協会)と大島造船所は6月11日,ノルウェーで開催された国際海事展「ノル・シッピング2019」で,GHG排出低減型撒積船の共同研究開発について2030年までの長期戦略的提携を結んだと発表,その第1弾として「Oshima Ultramax 2030」のイメージ図を公表した。デザインは大島造船所とエンジン大手ヴァルチーラの共同になるもので,最適化した船体形状,LNG燃料主機の搭載に加え,推進補助に船首硬翼帆を装備。さらにソーラー・パネルとバッテリーを組み合わせて港湾操船および停泊中の超低排出を可能とする。これはIMOが設定した2050年までにGHG排出量08年比50パーセント削減という目標に対応したもので,在来船に比してEEDI(エネルギー効率設計指標)の50パーセント削減を目指す。