●RCIの「オデッセイ・オブ・ザ・シーズ」エムス川を下る

 ロイアル・カリビアン・インターナショナル(RCI)の新船オデッセイ・オブ・ザ・シーズOdyssey of the Seasが,去る2月27日,建造所の独マイヤー・ヴェルフトを離れ,十数時間かけてエムス川を下り,オランダのエムスハーフェンに着いた。同河口から約32キロ内陸にある同所では,建造船は艤装が概成した段階で川を下り,エムスハーフェンやエムデンなどを拠点に北海での試運転に臨むのを常としており,試運転後の最終艤装を経て数週間後には引き渡しとなる。写真は河口と造船所のほぼ中間にあるヤン・ベルクハウス橋を通過中のシーン。前後にタグが付き,2ノット程度で船尾を前にして航行している。168,666総トン,船客定員4,246名。クァンタム・ウルトラ級の2番船で,引渡し後は5月からイスラエル発着の地中海クルーズに就航する予定(イスラエル居住者限定。乗組員と16歳以上の乗客全員がCOVID-19のワクチン接種を受ける)。

                           (RCI)