●CCL最大のLNG燃料客船「マルディ・グラ」試運転開始

 フィンランドのマイヤー・トゥルクで建造されているカーニバル・クルーズ・ライン(CCL)のマルディ・グラMardi Grasが,去る9月28日から試運転を開始した。本船はCCLの最大船であると同時に,同社と北米で初めてとなるLNG燃料客船でもある。コスタ・クルーズ向けに昨年末デビューしたコスタ・スメラルダCosta Smeraldaと基本的に同型で,主要目は183,200総トン,全長337.0メートル,幅42.0メートル,吃水8.8メートル,主機ディーゼル・エレクトリック,総出力83,968馬力(61,760キロワット),航海速力17.0ノット,船客定員5,282名。10日間の試運転を無事終えて造船時に戻り,最終艤装と北米に向け出発する準備に入った。来たる2月6日から,ポート・カナベラルを起点にカリブ海1週間クルーズに就航する予定。

                          (MEYER TURKU/CCL)