●韓国初の内航ゼロ・エミッション・フェリー登場へ

 スイスの重電・エンジニアリング企業ABBは1月28日,釜山港湾局の全電動旅客フェリー用に動力・推進ソリューションを提供する契約を,建造所のヘミン(海敏)重工業と結んだと発表した。このフェリーは長さ40メートルの双胴型,乗客定員100人,乗組員5人,平均13ノットで釜山の南北港間を往復約1時間で航行。1,068キロワット時のバッテリー2基により最大4往復の航行が可能とされ,充電は夜間停泊中に岸壁給電方式で実施する。竣工は2022年を予定し,韓国初のゼロ・エミッション船となる。ABBは出力を最適化するオンボードDCグリッド配電システムや,配電全体を制御し信頼性を高める電力・エネルギー管理システム(PEMS)も提供,運用開始後は遠隔監視とサポートも行なう。昨年発表された韓国の「グリーン・ニューディール」に基づき,2030年までに140隻の従来型動力船をクリーンな代替燃料船に置き換えるという計画の一環。

                            (ABB)