●訪日クルーズ旅客数およびクルーズ船の寄港回数

 国土交通省港湾局は1月29日,2020年の「訪日クルーズ旅客数及びクルーズ船の寄港回数」の速報値を発表した。1~12月の訪日クルーズ旅客数は前年比94.1パーセント減の126,000人,寄港回数は外国船社,日本船社合わせて前年比87.7パーセント減の353回となった。大幅減少の要因は新型コロナウイルス感染症の蔓延により,クルーズ客船の運航がほとんど休止されたことによる。このうち寄港回数は,外国船社が前年比96.6パーセント減の66回となり,那覇港17回(前年251回),博多港14回(205回),長崎港9回(178回),石垣港9回(146回)で,いずれも1~2月の寄港。日本船社は前年比69.3パーセント減の287回となり,ベラビスタマリーナ53回(前年100回),横浜港44回(101回),神戸港28回(68回)となった。月別で見ると3月以降は日本船社,外国船社ともに国際クルーズによる日本寄港は実施されなかった。

                          (那覇港管理組合)