●概算要求 小型旅客船関連に27億円

 8月25日に公表された国交省の2023年度概算要求によれば,一般会計の総額は22年度当初予算比で18パーセント増の6兆9,280億円となった。このうち海事局は,同48パーセント増の129億5,600万円を計上。4月に知床半島沖で発生した観光船沈没事故を踏まえ,新規で「小型旅客船の安全対策」を26億9,500万円要求したほか,従前から続き「海事分野のカーボンニュートラル推進」に2億8,100万円(3.86倍),「海事産業強化法の施行による国際競争力強化・生産性向上」に9億5,300万円(39パーセント増),「海事人材の確保・育成」に79億1,300万円(13パーセント増),「総合的な海上安全対策の推進」に6億3,600万円(16パーセント増)などを盛り込んだ。