●東海汽船の新「さるびあ丸」デビュー!

 東海汽船の新しい“さるびあ丸”(3世)が,6月5日,三菱重工下関造船所で竣工し,同25日から伊豆諸島航路(東京~大島~利島~新島~式根島~神津島)にデビューした。2014年竣工の橘丸(5,681総トン)をタイプシップとしたスーパーエコシップ(SES)で,推進システム(タンデム・ハイブリッド型CRP推進)をはじめ4つのエコ機能(最新の航海支援システム,電子制御主機,排ガスエコノマイザーの採用)によって環境負荷低減,操船性の向上,バリアフリー化などが図られ,先代より燃費は11.3パーセント改善された。6,099総トン,全長118メートル,幅17メートル,深さ9.0メートル,吃水5.4メートル,主機三菱6UEC 35LSE-Eco-B2型ディーゼル1基,1軸(+電動アジマス推進器1基),出力7,098馬力(5,220キロワット),航海速力20ノット,船客定員1,343名,コンテナ38個積載。鉄道・運輸機構との共有。なお,本船は近海資格を有し(先代および橘丸は限定近海),小笠原への航海が可能になった。

                        (東海汽船)