●東洋建設がケーブル敷設船を建造

 東洋建設は12月8日,自航式ケーブル敷設船の建造を発表した。自然条件や施工条件に対応可能な最適船体とし,約19,000総トン,全長150メートル,幅28メートル,深さ12メートル,推進出力約13,000kWで,9,000トンのケーブルタンク容量を持つ。浅海域から大水深海域までの高稼働率の付与,250トンおよび100トン吊級クレーン,ヘリコプター甲板,DPS,4点係留装置(浅海域施工時)などを備え,90名分の個室宿泊施設を有する。投資金額は約300億円で,建造はノルウェーのヴァルド・グループが行ない,2026年竣工の予定。着床式基礎工事や浮体式施設係留工事,海洋資源関連事業など多目的な運用を可能とし,カーボンニュートラル実現に向け市場拡大が期待される洋上風力発電施設の沖合建設工事に対応する。

                         (東洋建設)