●日本サルヴェージの新しい海難救助船兼曳船「航洋丸」進水!

 三菱造船が建造中の日本サルヴェージ向け海難救助船兼曳船航洋丸が,去る1月12日,三菱重工業下関造船所江浦工場で命名され進水した。今後艤装工事や試運転などを経て,来たる6月に引き渡される予定。現有の航洋丸(2,474総トン,1998年三菱下関建造)の代船として就航する。約3,000総トン,全長80.6メートル,幅15.5メートル,航海速力14.5ノット。日本サルヴェージの航洋丸は1967年に初代が竣工しており,本船が3代目に当たる。対象となる救助船舶の大型化に対応し,曳航能力などの性能向上のほか,NOx排出削減のためSCR(選択式触媒還元脱硝)装置を国内の作業船として初めて装備し,環境負荷を低減する。

                          (三菱造船)