●川崎重工が新開発のLPG燃料LPG/アンモニア運搬船を受注

 川崎重工は8月23日,新たに開発した86,700立方メートル型LPG燃料LPG/アンモニア運搬船の1番船を,川崎汽船から受注したと発表した。従来の84,000立方メートル型と同等の船体寸法で積載容積を増量し,LPGと液化アンモニアを積載できるカーゴタンクを搭載したタイプ。低炭素エネルギーのLPGと脱炭素の新燃料として期待されるアンモニアを同時に運搬でき,LPG燃料航行時はSOxやCO2などの排出を大幅に削減,各種規制(SOx排出,EEDIフェーズ3)をクリアしている。全長約230.0メートル,幅37.2メートル,深さ21.9メートル,夏期満載吃水11.65メートル,カーゴタンク容量86,700立方メートル。坂出工場で建造され,2023年に竣工の予定。同社で建造するLPG運搬船としては71隻目,LPG燃料LPG運搬船としては8隻目になる。

                           (川崎重工)