●宮崎カーフェリーが新船を発注

 宮崎カーフェリーは内海造船でカーフェリー2隻を建造する。両社の社長,宮崎県知事,金融機関などが顔を揃え,12月18日に宮崎県庁で建造契約を結んだ。2022年5月と11月に就航を予定し,建造費は2隻で最大約180億円とされる。主要目は14,200総トン,全長194メートル,幅27.6メートル,航海速力23ノット,船客約570人,トラック163台,乗用車81台積載。SOx排出規制に対応してスクラバーを取り付ける。船型の大型化,客室の個室化,省エネの達成を基本テーマとし,現行の“みやざきエキスプレス”(11,931総トン,船客690人,トラック130台,乗用車85台積載,1996年竣工),“こうべエキスプレス”(11,933総トン,1997年竣工)よりトラック積載台数をふやす一方,船客定員は減らす。また同社は宮崎県と災害連携協定を結んでおり,災害時の多目的船としての機能を備える。

                        (宮崎カーフェリー)