●名門大洋フェリー 新船の大部屋廃止へ

 名門大洋フェリーは,新造船2隻の船内設計の一部を変更し,大部屋を廃止する。新型コロナウイルスによる旅客輸送への影響が今後も続くことが予想されると見て,7月の起工式を前に急遽変更を決定した。2室設置を予定していた1室20人定員のエコノミークラスの大部屋を2室とも廃止し,1室に1段ベッド14床を設けて合計28人定員とする。また2段ベッドタイプのツーリストクラスの56床分を減らし,代わりにドライバー用個室28室を増設して計108室とする。これにより旅客定員は715人から675人となる。新造船は約15,400総トンで同社最大。三菱重工下関造船所で建造され,1番船は2021年12月,2番船は2022年3月に大阪~北九州航路に投入される予定。

                   (名門大洋フェリー)