●台湾向けカーフェリー「澎湖」内海造船で進水

 台湾航業(Taiwan Navigation)向けカーフェリー澎湖Penghuが,去る4月4日,内海造船瀬戸田工場で進水した。本船は現有の臺華Taihuwa(8,134総トン,1989年竣工)の代船で,来たる8月中旬に引き渡され,9月から台湾南部高雄と台湾海峡の澎湖島馬公を結ぶ航路に就航する予定。9,980総トン,全長119.99メートル,幅21.0メートル,主機ダイハツ8DK M-36e型ディーゼル2基,航海速力19.3ノットで,船客632人,乗用車80台,バス4台のほかコンテナ10個を積載する。2機2軸2舵方式と速力性能に優れた船型を採用,2層のカー・デッキと4層の乗客乗員デッキから成り,乗客エリアにはレストランや社交ホール,コーヒーショップ,ゲームルームなどを設ける。高雄~馬公を年間300航海することになっている。

                          (内海造船)