●三井E&S造船 中国との合弁造船所で第1船進水

 三井E&S造船は,8月1日から三井物産および中国の揚子江船業集団との合弁会社江蘇揚子三井造船(Jiangsu Yangzi-Mitsui Shipbuilding Co.。略称YAMIC)をスタートさせ,去る8月19日には新会社の第1船として建造を承継した82,000トン型撒積船が進水した。資本金約107億円の出資比率は三井E&S造船など日本側が49パーセント,揚子江船業が51パーセント。建造拠点である揚子江船業の太倉工場は,従来海洋構造物などを製造していて建造ドックがなく,現在は陸上建造の商船を揚子江船業が整備したバージで進水させている。建造能力は当面カムサ型で年14隻を見込み,今後も同型船を連続建造しつつ数年後にはドックを新設,5年後をめどに売上高700~800億円を目指す。