■12式地対艦誘導弾射程延伸化へ

 12月9日,岸防衛大臣は自民党国防部会・安全保障調査会の合同会議で,陸上自衛隊の12式地対艦誘導弾(SSM)の射程を大幅に延伸化し,敵の脅威圏外から攻撃できるスタンド・オフ・ミサイルとして開発する案(12式地対艦誘導弾能力向上型の開発案)を示し,了承を得た。

 同SSMは平成29年度〜令和4年度(2017年度〜2022年度)の期間で,射程延伸化等を図った12式地対艦誘導弾(改)を開発中であるが,このほど改めて,今後5年程度でさらなる長射程化(数百〜1,000キロ程度という)を達成する。また地上発射以外に,艦艇や航空機からも発射できるとされる。

 この12式地対艦誘導弾能力向上型の開発(スタンド・オフ防衛能力の強化)については,12月18日に閣議決定された。