■イージス・アショア代替はイージス艦に

 12月9日,岸防衛大臣は自民党国防部会・安全保障調査会の合同会議で,廃案となったイージス・アショアに代わる弾道ミサイル迎撃手段として,新型イージス艦(イージス・システム搭載艦)2隻を建造する案を示した。

 これまで防衛省はイージス・アショアの代替案として,①“まや”型護衛艦ベース案(マルチミッション),②民間船ベース案(BMDメイン),③大型支援船(セミサブリグ)ベース案(マルチミッション),④同(BMDメイン)の4案を検討していた。建造費は護衛艦ベース案で2,400〜2,500億円以上が見込まれる。BMDや巡航ミサイル防御(CMD)など多様な脅威への対処を可能とする一方で,従来のイージス艦が保有する対潜,対水上などの各種戦能力をどこまで持たせるかについては,クルー制の導入,省人化対策なども含めて,さらに今後も検討が続けられる。

 このイージス・システム搭載艦の整備(新たなミサイル防衛システムの整備等)については,12月18日に閣議決定された。