■海自による海保の統制要領を策定

 政府は,「国家安全保障戦略」に基づく,有事における自衛隊と海上保安庁の連携のあり方について,このほどその統制要領を策定し,4月28日,防衛省から公表した。

 この中で,わが国への武力攻撃事態が発生し,自衛隊と海上保安庁が,通常の協力関係では効果的かつ適切な対処が困難であると判断された場合,海上保安庁長官を,防衛大臣の指揮下に入れることができると定めた。

 さらに両者の具体的な役割として,自衛隊は作戦正面に集中し,海上保安庁は国民保護や海上における人命保護等で最大限の役割を果たすとした。