■呉の日本製鉄跡地を多機能複合防衛拠点に

 木原防衛大臣は,3月5日の会見で,海上自衛隊呉基地と隣接する日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区の跡地を含むエリアを,今後,多機能な複合防衛拠点として整備する方針であることを示した。

 具体的には,①民間の誘致を含む装備品などの維持整備・製造基盤,②ヘリポートや物資を集積する防災拠点,艦艇の配備,訓練場などの部隊の活動基盤,③岸壁などを活用した港湾機能,これら3つの機能を同一の地域に一体的に整備し,部隊運用の持続性を高めていきたいとしている。