LMとディールの協業が拡大

 ロッキード・マーチンのロータリー&ミッション・システムズ部門が,ドイ
ツのディール・ディフェンスとの間で,統合防空・ミサイル防衛(IAMD:
Integrated Air and Missile Defense)分野の協力拡大を企図して,了解覚書
(MoU)に調印した。具体的には,イージス武器システム,Mk41 VLS,Mk70
PDS(Payload Delivery System)に対して,IRIS-T(InfraRed Imaging
System-Tail/Thrust-Vector Controlled)空対空ミサイルのファミリー製品を
インテグレーションするとの話が挙げられている。
 先に,ロッキード・マーチンのミサイルズ&ファイア・コントロール部門も
ディール・ディフェンスとの協業を決めているが,こちらはPAC-3 MSE
(Missile Segment Enhancement)地対空ミサイルが対象だった。(Lockheed
Martin 2025/11/18,Diehl Defence 2025/11/18)