米海軍の艦艇退役予定リスト

 米海軍は2026年度に,合計13隻の艦を退役させる予定。その対象は以下のようになっている。
○攻撃原潜ニューポート・ニューズ Newport News SSN-750:1月31日に退役。
○攻撃原潜アレクサンドリアAlexandria SSN-757:8月4日に退役予定。その後はピュージェット・サウンド海軍工廠で解体する。
○ミサイル巡洋艦レイク・エリーLake Erie CG-70:9月30日に退役予定,その後は部品取りに充てる。
○ミサイル巡洋艦シャイローShiloh CG-67:9月30日に退役予定,その後は部品取りに充てる。
○沿海域戦闘艦フォート・ワースFort Worth LCS-3:7月31日に退役予定。
○ドック型揚陸艦ジャーマンタウンGermantown LSD-42:9月29日に退役予定,その後は部品取りに充てる。
○給油艦ビッグホーンBig Horn T-AO-198:3月31日に退役。
○給油艦ジョン・エリクソンJohn Ericsson T-AO-194:7月31日に退役予定,その後は部品取りに充てる。
○給油艦ペコスPecos T-AO-197:7月31日に退役予定。
○輸送艦ポメロイPomeroy T-AKR-316:4月1日に退役。
○輸送艦ワトキンスWatkins T-AKR-315:7月1日に退役予定。
○輸送艦レッド・クラウドRed Cloud T-AKR-313:9月30日に退役予定。
○洋上石油配送船K.R.ホイーラー中将Vice Adm. K. R. Wheeler T-AG-5001:7月1日に退役予定。
 沿海域戦闘艦については先に,これ以上の退役は行なわずに戦力を維持すると報じられていたが,フォート・ワースの退役はそれに反する動きとなる。
 また,空母ニミッツNimitz CVN-68は退役時期の先送りが決まり,10カ月延伸して2027年3月の退役とされた。これは,後継となるジョンF.ケネディJohn F.Kennedy CVN-79の竣工と就役が遅れているのを受けた措置。この退役先送りの結果,ニミッツはエンタープライズEnterprise CVN-65を超える,米空母としては史上最長の就役期間を記録することとなった。
 また,2027年度に退役させる予定の艦艇リストも公表された。空母ニミッツと給油艦ジョン・レントールJohn Lenthall T-AO-189は解体。ミサイル巡洋艦プリンストンPrinceton CG-59,ロバート・スモールズRobert Smalls CG-62,ゲティスバーグGettysburg CG-64,チョーシンChosin CG-65は部品取りに充てる。攻撃原潜アナポリスAnnapolis SSN-760,ボイシBoise SSN-764,巡航ミサイル原潜オハイオOhio SSGN-726,戦略原潜ヘンリーM.ジャクソンHenry M. Jackson SSBN-730はリサイクルに回す。
 このうちボイシは,潜航に関する認証が失効した2017年以降,修理待ちの係留状態にある。ハンチントン・インガルスのニューポート・ニューズ造船所で修理を実施するため,2020年以降に複数,総額16億ドル分の契約を締結したが,古い艦を修理するよりも新造艦にリソースを回す方が好ましいとの理由で,修理を取り止めて退役となった。これには,新造と修理では工員に求められるスキル・セットが異なる事情も影響している。
 残る巡航ミサイル原潜はフロリダ Florida SSGN-728とアラバマAlabama SSBN-731を2028年度,ミシガンMichigan SSGN-727を2029年度に退役させて,いずれもリサイクルに回す計画。(USNI News 2026/2/25,同2026/3/14,同2026/4/10,同2026/5/11)