サウジ向けMMSC の1番艦が進水

 12月13日にフィンカンティエーリ・マリネット・マリーンで,サウジアラビア海軍向けの新型水上戦闘艦MMSC(Multi-Mission Surface Combatant)の1番艦サウド Saud (820)が進水した。同艦は進水に先立ち10月20日に,建造建屋から岸壁に引き出されていた。計画名称は“Project Tuwaiq”といい,FMS案件としてロッキード・マーチンを主契約社とするかたちで4隻を建造する。ただしCOVID-19の影響などから,スケジュールは当初の予定よりも遅れている。
 MMSCはフリーダムFreedom級沿海域戦闘艦をベースとしており,船体寸法や機関も同一構成。ただし,搭載兵装のモジュラー化コンセプトは適用していない。主な搭載兵装は以下のとおり。
 ○BAEシステムズ・ボフォース製の57ミリ単装砲Mk110。○シー・セプター対空ミサイル・システム。SAMはMBDA製のCAMM(Common Anti-air Modular Missile)で,これをMk41VLSにクワッド・パックで搭載する。○RGM-84ハープーンSSMの4連装発射筒2基。○20ミリ機銃を備えた遠隔操作ターレットのネクスター製ナーワルが2基。○サーブ製のCeros 200方位盤。○インドラ製のRigel ESM。○ヘンゾルト製のTRS-4Dレーダー。○RTXレイセオン部門製のMk15 Mod31シーRAM。○ロッキード・マーチン製のCOMBATSS-21指揮管制システム。○ロッキード・マーチン製の130ミリ・デコイ発射機ALEX。
 なおヘリコプターはMH-60Rシーホークを搭載する。(Naval News 2025/12/24)