ドイツ海軍のフリゲイトにCMS330 指揮管制装置

 カナダのCCC(Canadian Commercial Corporation)が,ドイツ軍の装備部門BAAINBw(Bundesamt für Ausrüstung,Informationstechnik und Nutzung der Bundeswehr)との間で,CMS330艦載指揮管制システムの納入に関する契約を締結した。これは,指揮管制システム(FüWES :Führungswaffeneinsatzsysteme)の標準化計画(Standardisierung der Führungswaffeneinsatzsysteme))の下で導入する製品で,総額は10億カナダ・ドル(7億870万ドル)。これから建造・導入する127型フリゲイト,それと125型フリゲイトのアップグレード改修でCMS330の導入が見込まれる。システム構築に際して,ドイツのヘンゾルトが協力する。
 このうち127型フリゲイトは,AN/SPY-6(V)1レーダーを備えるイージス艦として計画されている。すると,カナダ海軍のリバーRiver級フリゲイトと同様に,イージス武器システムと他のウエポン・システムのインターフェイス部分でCMS330を使用するものと考えられる。リバー級では,この仕組みをCTI(Canadian Tactical Interface)と称している。
 CMS330はもともとロッキード・マーチン・カナダが,カナダ海軍のハリファックスHalifax級フリゲイトに搭載する目的で開発した製品だが,チリ海軍の旧英23型フリゲイトやニュージーランド海軍のアンザックAnzac級フリゲイトの近代化改修,新造ではカナダ海軍のハリー・デウォルフHarry DeWolf級氷海警備艦で導入実績がある。台湾海軍が計画している新型フリゲイトも導入する模様。(Naval News 2025/11/21,Hensoldt 2025/12/9)