●新日本海フェリーの新船「はまなす」進水

 三菱重工下関造船所で建造されている新日本海フェリー舞鶴~小樽航路の新造第2船が,去る10月9日“はまなす”と命名されて進水した。来たる6月に就航を予定し,現有の“あかしあ”(16,897総トン,2004年竣工)を代替する。14,300総トン,全長199.0メートル,幅25.5メートル,主機ディーゼル4基,航海速力28.3ノット,船客定員286名,車両搭載数トラック約150台,乗用車約30台。1番船と同じく,国内フェリーでは初めての船尾形状「ダックテール」や省エネ船型の採用,アンチローリング・タンクとフィン・スタビライザー併用の省エネ型減揺システム,高効率の推進プラントなどにより省エネ化が図られた。船名の「はまなす」は「北海道の花」で,同社船では4代目になる。

                           (三菱重工)