■わが国近海で中露の最新鋭艦を初確認

  9月中,防衛省・自衛隊は,わが国近海で,中国海軍の新型空母福建Fujianと,ロシア海軍の新鋭戦略原潜ボレイBorey型の行動を初めて確認した。

 

 ▷9月11日,午後1時頃,海上自衛隊は,沖縄県魚釣島の北西約200キロを南西進する中国海軍の空母福建,ソブレメンヌイSovremennyy級駆逐艦(艦番号136),旅洋II型駆逐艦(同152)を確認した。

 

 ▷9月24日午前5時頃,海上自衛隊は,北海道宗谷岬の北東約40キロを西進するロシア海軍のボレイ型戦略原潜,スラヴァSlava級巡洋艦(艦番号011),バクラザンBaklazhan型救難曳船を確認した。

 これらに対し,海上自衛隊は,第2航空群(八戸)および5航空群(那覇)所属のP-3C哨戒機,第1ミサイル艇隊(余市)所属のミサイル艇“わかたか”等により,警戒監視・情報収集を行なった。