トルコのイスタンブール級の建造が進む
トルコのセフィネ造船所で9月1日に,トルコ海軍向けイスタンブールIstanbul級フリゲイトの4番艦,イチェルIçel(F518)が進水した。続く5番艦は,1月17日にアナドゥル造船所で起工して建造中。
イスタンブール級は,MILGEM計画の下で建造したアダAda級の拡大発展型で,イスティフIstif級ともいう。最終的に8隻を建造する計画。排水量3,000〜3,100トン,全長113.2メートル,幅14.4メートル,吃水4.05メートル,主機CODAG(MTU 20V 4000 M93Lディーゼル2基,LM2500ガスタービン1基),速力29ノット,ディーゼル発電機(560kW)4基。主な搭載兵装は,国産垂直発射システム(VLS)のMDLAS(16セルにSAMを16〜64発),アトマカSSMを16発(4連装4基),76ミリ砲など。指揮管制装置はアセルサン製のADVENTを使用する。(Naval News 2025/9/2)