●令和8年度予算の概算要求を発表
海上保安庁は8月25日,令和8年(2026年)度予算の概算要求を発表した。要求総額は25年度当初予算を386億円(14パーセント)上回る3,177億円と,はじめて3,000億円を突破し過去最大となる。
新技術などを活用した広域海洋監視能力強化のため,無操縦者航空機(無人機)を4機,中型ジェット機1機を新たに導入するほか,尖閣諸島警備や老朽船の代替などで大型巡視船2隻,ヘリコプター搭載型巡視船,大型巡視艇,小型巡視艇各1隻を新造する。
また,海上保安大学校や海上保安学校の学生寮にカプセルホテルのような形でプライベート空間を確保するなど,教育訓練施設の充実も盛り込んでいる。
(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)