台湾の康定級フリゲイトが近代化改修
台湾海軍は仏ラファイエットLa Fayette級をタイプシップとする康定Kangding級フリゲイト6隻を1996~98年に就役させたが,現在総額431億6,000万台湾ドルをかけて,毎年1隻のペースで全艦を近代化改修する計画を進めている。そのうち,6番艦承德Chente(PFG-1208)の工事が完了,試験航海を開始した。年内には艦隊に復帰する予定。
この改修では,後部上構に設置していたCastorⅡC対水上レーダー(Gバンド)を,BAEシステムズ製のARTISANに換装しているが,前部上構のDRBV-26DジュピターⅡレーダーはそのまま。また,前甲板に搭載していたRIM-72Cシー・チャパラル短SAMの発射機を撤去,国家中山科学研究院が開発した国産VLS華陽(華陽垂直発射系統)を設置,ここに国産SAMの海剣2N(TC-2N)32発を搭載する。(Naval News 2025/8/11)