AN/SPY-6(V)4の試験を実施

 米海軍とRTXのレイセオン部門が,ハワイ・カウアイ島の太平洋ミサイル試験場にある先進レーダー探知研究施設(ARDEL:Advanced Radar Detection Laboratory)において,AN/SPY-6(V)4レーダーによる初のライブ試験を実施した。この試験は,さまざまな条件下で対空・対水上のターゲットを捕捉追尾する内容。併せて,AN/SPY-6(V)4に関するデータの収集も実施しており,これは今後の試験や艦上配備に向けたシステムの洗練を進める場面で活用するとしている。
 AN/SPY-6(V)4は,アーレイ・バークArleigh Burke級フライトⅡAのAN/SPY-1D(V)を換装するためのモデルで,AN/SPY-1D(V)と同じスペースに収めるために,RMA(Radar Modular Assembly)の数をAN/SPY-6(V)1の37セットから24セットに減らしている。
 別件でレイセオン部門は米海軍から,AN/SPY-6(V)レーダーのオプション契約分を5,298万ドルで追加受注している。ヴァリアントごとの内訳は明らかにされていない。(RTX 2025/8/26,DoD Contracts 2025/8/21)