米海軍の新型機雷掃討システムをテスト
RTXのレイセオン部門がロード・アイランド州のナラガンセット湾で,外洋におけるバラクーダ機雷掃討システムの非拘束・半自律運用試験を初めて実施した。今回の試験では,航法,通信,目標の探知・識別を自律的に実施したが,無力化実施の最終決定は人間の判断に基づいて実施した。そのため「半自律運用」となっている。この試験に先立ち,4月に拘束状態での試験を済ませていた。この後は,2027年に初度運用能力(IOC:Initial Operational Capability)を達成する計画。
バラクーダは使い捨ての機雷掃討システムで,サイズはタイプAソノブイと同等の全長48インチ(1,219ミリ),重量26ポンド(11.8キロ)。投射後は4基の小型ウォータージェットで推進する。センサーとして,ソナーとカメラを備えている。(RTX 2025/7/8)