●海運の大手3社が海技機構練習船を建造へ
わが国海運大手日本郵船,商船三井,川崎汽船と日本船主協会は7月21日,日本の海上輸送の維持・発展のために必要不可欠な日本人船員の養成・確保について,外航海運業界から海技教育機構(JMETS)へ大型練習船を寄贈する検討を行なうと発表した。同機構では,燃料費高騰などによる実航海日数の減少や教員・乗組員不足などの問題で,十分な航海訓練が困難な状況にあり,練習船隊や校舎の老朽化にも直面。これらの改革進展のため,今般海運業界として大型練習船の寄贈を行なう方向となった。今後大型練習船の具体的な仕様の検討や建造所との協議を実施し,2030年頃の竣工を目指す。
(JMETS)