●黒潮大蛇行終息の兆し、海保も確認
5月末から6月にかけて紀伊半島沖で測量船平洋(HL-11)と光洋(HL-12)が実施した観測で,黒潮の大蛇行が終息する兆しを確認した。最も強い流軸が,東経136 度上では北緯33度,東経137度上では北緯32度30分付近にあり,大蛇行の目安となる北緯32度より南に大きく蛇行している状態ではなくなっていた。
先立つ5月に気象庁から,黒潮の大蛇行が見られなくなり終息の兆しがあることが発表されていたが,今回の観測でそのことが改めて裏付けられた。(海上保安協会 新聞事業部次長 米田 堅持)