中国空母2隻が初めて同時に西太平洋に展開

 中国海軍空母の山東Shandong(17)が,055型駆逐艦の遵義Zunyi(107),054A型フリゲイトの運城Yuncheng(571)と衡水Hengshui(572),補給艦査干湖Chaganhu(905)を伴い,6月7日に宮古島の近隣を通航して太平洋に進出した。
 また同日,空母遼寧Liaoning(16)が,052D型駆逐艦,055型駆逐艦,901型補給艦を1隻ずつ伴い,南鳥島の南西約300キロの海域を航行しているのが確認された。こちらは5月下旬に,宮古島の南方を通航して太平洋に進出していた。中国海軍が手持ちの空母2隻を,同時に太平洋に展開させたのは初めてのこと。
 このほか6月10日に,口永良部島の西約60キロの海域で,東調Dongdiao型情報収集艦天狼星Tianlangxing(794)の存在が確認された。(USNI News 2025/6/10)