米AN/SPY-6(V)に関する動向
RTXのレイセオン部門が米海軍から,AN/SPY-6(V)レーダーのインテグレーションと製作に関する,5億3,675万ドルの契約を受注した。RTXのプレスリリースによると,既存のアーレイ・バークArleigh Burke級フライトⅡAを対象とするAN/SPY-6(V)4導入アップグレード改修の作業も契約に含まれる。
この件で注目されるのは,「ドイツ向けのFMS案件による負担分314万5,000ドル」との記述があること。F127型フリゲイト計画との関連が注目される。ただし7月初頭までの時点で,ドイツ向けにAN/SPY-6(V)をFMS輸出するとの発表はなされていない。
同社は別件で,AN/SPY-6(V)ファミリーのハードウェア製作に関する6億4,652万ドルのオプション4契約も受注した。これで4隻分が新たに加わり,累計受注は42隻分に増加した。(DoD Contracts 2025/5/30,同2025/6/6,RTX 2026/6/2)