フィンランド海軍のポーヤンマー級2番艦が起工
5月8日にフィンランドのラウマ造船所で,フィンランド海軍向けポーヤンマーPohjanmaa級コルベット2番艦の起工式が行なわれた。2024年4月に起工した1番艦は同年12月に船殼の組立てが完了しており,現在は進水のための準備を進めている段階。同級はサーブ傘下のコックムスが手掛ける複合材料製の統合センサー・マストSLIM(Saab Lightweight Integrated Mast)を搭載するが,1番艦用のSLIMは造船所に納入済み。
基準排水量3,900トン,全長114メートル,幅16メートル,乗組員70~120名。主兵装は,ボフォース57ミリ砲,RIM-162 ESSM対空ミサイル,ガブリエルV対艦ミサイル,サーブ製のTp47短魚雷,遠隔操作式機銃ターレットのトラックファイア。主要なセンサーはサーブ製だが,ソナーはコングスベルグとパトリアの製品を搭載することになっている。(Naval News 2025/5/13,同2025/5/15)