●MSC「ワールド・クラス」を2隻追加建造

 スイスのMSCクルーズは5月19日,仏アトランティーク造船所に「ワールド・クラス」を2隻追加発注したと発表した。このクラスの5,6番船となり,2029,30年に引渡しを予定している。投資額は約35億ユーロとされる。1番船同様LNGを主燃料とし,メタノールなどを使用可能な最新鋭二元燃料機関を採用,陸上給電設備,排水浄化システムなど環境に配慮した最新設備も採り入れる。1番船MSCワールド・エウローパMSC World Europa(215,863総トン,船客5,224人)は2022年12月に中東ドバイ拠点のクルーズでデビューしている。

                         (MSC CRUISES)