●「阿波丸」沈没から80年 慰霊碑修繕を終え法要開催
太平洋戦争末期の1945年4月1日,米潜クイーンフィッシュQueenfishの雷撃で沈没した「阿波丸事件」から80年を迎えるにあたり,今年劣化していた慰霊碑が阿波丸東京有志の会の発願で修繕された。写真は修理なった慰霊碑。碑のある東京の増上寺では4月13日に慰霊の法要が行なわれ,遺族や関係者が参加した。日本郵船の貨客船阿波丸は当時,連合国捕虜に赤十字の救援物資をシンガポールへ運ぶ「緑十字船」として国際条約により安全航行を保障され,米軍も攻撃不可を通達していたが,在留邦人などを乗せた帰路の4月1日,台湾海峡で撃沈され2,000人以上が犠牲になった。
(編集部)