インド海軍がラファルMを発注へ

 インドは2023年に,ダッソー・アビアシオン製ラファルM戦闘機の採用を決定していたが,4月28日にセバスチャン・ルコルニュ仏国防相がインドを訪問したのに合わせて,政府間合意に調印した。予定調達機数は既報のとおりに26機で,総額6,300億ルピー(75億ドル)。当初は57機の取得を計画していたが,実際の調達機数は半分以下にとどまっている。
 計画名称はMRCBF(Multi-Role Carrier Borne Fighters)といい,現有のMiG-29Kとともに運用する艦上戦闘機を調達するもの。候補として,ラファルMと,ボーイングF/A-18Eスーパー・ホーネットが競合していた。インド海軍ではMiG-29Kと同様にSTOBAR空母で運用するため,ラファルMとスーパー・ホーネットのいずれも,陸上試験施設のスキー・ジャンプ勾配で離陸試験を実施した。(Dassault Aviation 2025/4/28)