北朝鮮の新型駆逐艦が登場

 北朝鮮の「労働新聞」が4月25日頃に,同国海軍向けの新型駆逐艦チェ・ヒョンChoe Hyon(艦番号51)の竣工を報じた。排水量は5,000トン級とされている。
 煙突後方の上構内部にVLSを備えているが,これは小型のセルを備える10セル・モジュール(外観の異なるハッチが2種類あり,それぞれ4セルと6セル)が2基,それと大型のセルを備える10セル・モジュールが1基という組合せ。ただし,これらのVLSが上構の後端部分を占有しているため,ヘリコプターの発着甲板はあるものの,格納庫を設置する余地はないようだ。
 このほか,パンツィーリMらしき個艦防空システム,前甲板には単装砲とVLSを備える。こちらのVLSは,艦首側に小型のセルを16セル,艦橋側に大型のセルを6セルという内訳。よって,本艦が搭載するVLSのセル総数は,小型セルが52セル,大型セルが22セルとなる。