カナダ政府がリバー級の建造契約を締結

 カナダ政府は3月8日にアーヴィン造船所に対して,カナダ海軍向けの新型水上戦闘艦,CSC(Canadian Surface Combatants)ことリバーRiver級の建造契約を発注した。まず1~3番艦を建造する計画で,総経費は222億カナダ・ドルを見込む。そのうち,今回の初期契約分は6年間,80億カナダ・ドル(55億ドル)。艦名はそれぞれ,フレイザーFraser,サン・ローランSaint-Laurent,マッケンジーMackenzieに決定済み。

 また,ウルトラ・エレクトロニクス傘下のウルトラ・マリタイムは,リバー級に搭載する対魚雷自衛システム(SSTD:Surface Ship Torpedo Defense)3隻分を,総額8,900万カナダ・ドルで受注した。発注元は,同級の戦闘システム構築を担当しているロッキード・マーチン・カナダ。(Naval News 2025/3/8,同2025/3/20)