米海軍の新造艦に関する動向
ハンチントン・インガルス(HII)のインガルス造船所で3月26日に,アーレイ・バークArleigh Burke級駆逐艦フライトⅢのジェレマイア・デントンJeremiah Denton DDG-129が進水した。同社で建造する3隻目のフライトⅢで,艦名はベトナム戦争における戦功で海軍十字章を受章,後にアラバマ州選出の上院議員になった海軍軍人にちなむ。HIIではさらに,テッド・スティーブンスTed Stevens DDG-128,ジョージM.ニールGeorge M. Neal DDG-131,サム・ナンSam Nunn DDG-133,サッド・コクランThad Cochran DDG-135を建造中。(HII 2025/3/26)
ジェネラル・ダイナミクス傘下のエレクトリック・ボート部門は,米海軍シー・システムズ・コマンド(NAVSEA)から,ヴァージニアVirginia級攻撃原潜ブロックⅥ建造用資材の先行調達契約を10億6,531万ドルで受注した。またボリンジャー造船所はNAVSEAから,米コースト・ガード向け砕氷巡視船PSC(Polar Security Cutter)の詳細設計と建造を9億5,161万ドルで受注した。(DoD Contraacts 2025/3/25)
3月29日にオースタルUSAで,ナバホNavajo級救難艦ビリー・フランクJr. Billy Frank Jr. T-ATS-11の命名式が行なわれた。