米空母ニミッツNimitz CVN-68は2026年４月までに，母港をワシントン州ブレマートンからヴァージニア州ノーフォークに移動，併せて乗組員3,000人余りもブレマートンからノーフォークに移動する。これは，同艦が2026年５月に退役して，ハンチントン・インガルスのニューポート・ニューズ造船所で解役準備作業に入るための措置。今年３月半ばにニューポート・ニューズ造船所に対して，同艦の解役作業に関する先行計画立案などを実施する2,231万ドルの契約が発注された（オプション契約分まで含めると3億5,860万ドル）。

　なおニミッツは3月21日に，駆逐艦４隻を伴いブレマートンを出港，西太平洋方面への任務航海に出ている。

　米海軍艦隊総軍では，ニミッツに代わってブレマートンに配備される空母が，ジェラルドR.フォードGerald R. Ford級の２番艦ジョンF.ケネディJohn F. Kennedy CVN-79になることを明らかにした。（USNI News 2025/3/5，US Navy 2025/3/22）