●GHG排出最大約95パーセント削減 「魁」の実証航海
日本郵船(NYK)とIHI原動機は3月28日,アンモニア燃料タグボート魁(さきがけ)の3カ月の実証航海が完了し,重油に比べ最大約95パーセントのGHG排出削減を達成したと発表した。本船はNEDOのグリーンイノベーション基金(GI基金)事業に採択され,NKの協力も得て「アンモニア燃料国産エンジン搭載船舶の開発」の一環で昨年8月23日に竣工。その後NYKグループ新日本海洋社により東京湾で業務に従事し,アンモニア燃料船として世界初の実運航中の実証試験と解析を行なった。実証航海では主要負荷域(25,50,75,100パーセント)で,それぞれ90パーセント以上(最大約95パーセント)のGHG排出を削減,次世代燃料としてアンモニアの有用性が確認された。
(日本郵船)