5月のその他のニュース

○フランス海軍向けの新型補給艦BRF(Bâtiment Ravitailleur de Forces)の2番艦ジャック・ストスコフJacques Stosskopfが4月9日から試験航海を開始した。仏国防調達局(DGA)が4月14日に明らかにした。(DGA 2025/4/14)
○リトアニアのウェスタン・バルティック造船所で4月7日に,シンガポール海軍向けOPVの1番艦の起工式が行なわれた。ドイツのファスマーが4隻を受注,パートナーとなるウェスタン・バルティック造船所が建造を担当している。ドイツの警察で運用しているポツダムPotsdam級がベースとなっている。(Jane’s 2025/4/8)
○STエンジニアリングは4月24日,シンガポール海軍向けMRCV(Multi-Role Combat Vessel)2番艦の鋼材切出しを始めたと発表した。(Naval News 2025/4/30)
○トルコ海軍で用途廃止になったドアンDoğan級高速戦闘艇ヴォルカンVolkan(P343)を,モルジブに引き渡すことになった。4月7日から5月9日にかけて乗組員19名の訓練を実施したほか,イスタンブールの海軍工廠で艦の整備補修を実施しており,作業完了後の6月に引渡しを行なう予定。現地には自力回航ではなく,輸送船に載せて運ぶ計画。(Jane’s 2025/4/15)
○トルコの防衛電子機器メーカーであるアセルサンが4月9日に,トルコ海軍のバルバロスBarbaros級フリゲイト(MEKO 200 TNⅡ-A/B型)オルチュ・レイスOruçreis(F245)の艦齢中途近代化改修(MLU:Mid-Life Upgrade)の完了を発表した。同級の改修一番手で,搭載システムのうち21種類を対象として,機材の交換,あるいは近代化改修を実施したとしている。(Jane’s 2025/4/11)