豪海軍向けフリゲイトでTKMSがサーブと協力
ティッセンクルップ・マリン・システムズ(TKMS)が6月5日に,サーブの豪現地法人との間で,協業を企図した了解覚書(MoU)に調印した。
これは,オーストラリア海軍のフリゲイト調達計画Project Sea 3000に,TKMSがMEKO A-200型を提案している件と関連する動きで,MEKO A-200にサーブの9LV指揮管制装置を組み合わせる考えがあるものと推察される。TKMSはオーストラリア海軍向けMEKO A-200型に,豪CEAテクノロジーズが開発したCEAFAR2レーダーを搭載する提案を実施している。そこに今回の件を加味すると,TKMSはオーストラリア海軍で導入実績があるシステムを推していることが分かる。
なお,ティッセンクルップ・マリン・システムズAGは6月4日に,これまで略称だったTKMSへのリブランドを実施した。(Naval News 2025/6/5)