米空母や強襲揚陸艦に新型SAM発射機

 BAEシステムズは7月6日,新型艦載ミサイル発射機NGELS(Next Generation
Evolved Sea Sparrow Missile Launch System)の開発契約を3,700万ドルで受
注したと発表した。これは空母や強襲揚陸艦といった“フラット・トップ”に
装備する新型の個艦防御用ミサイル発射機で,RIM-162 ESSM(Evolved Sea
Sparrow Missile)ブロックⅠ,同ブロックⅡなどに対応する。
 NGELSは現行の旋回式Mk29と異なり固定式で,以前に同社が開発したADL
(Adaptable Deck Launcher)の経験を活用する。また,Mk41垂直発射システ
ムのサブシステムを活用するとともに,ESSM用のMk25クワッド・パック・キャ
ニスターを組み合わせるとしていることから,Mk41用のキャニスターをADLの
ような固定式発射機に組み込むものと分かる。