米空母に3Dプリンターで製作した部品を搭載
ハンチントン・インガルスのニューポート・ニューズ造船所で,積層造形を用いてバルブ・マニフォールド・アセンブリーと呼ばれる部品を製造した。これは,ポンプから送られてきた流体を分配する場面で使用する部品で,長さは1.53メートル,重量は454キロある。これを,同社で建造中の空母エンタープライズEnterprise CVN-80に組み込んだ。続くドリス・ミラーDoris Miller CVN-81にも,同じマニフォールドを搭載する計画。
積層造形とは,いわゆる3Dプリンターを用いて(金属の場合には)粉末化した素材を積み上げながら,部品を形作る手法。複雑な形状を持つ部品の製作に向いている。今回の製作には,DM3Dテクノロジーという会社が協力している。(HII 2025/3/4)