米海軍がSPY-1の新たな維持管理体制構築へ
クラトス・ディフェンス&セキュリティ・ソリューションズが米海軍から,
AN/SPY-1レーダーを維持管理・近代化するための契約を受注したことを明らか
にした。計画名称は“Project Anaconda”といい,全体では1億7,500万ドルの
案件となる見込み。このうち,まずフェーズ1分の契約を受注したところ。
これは,AN/SPY-1レーダーの運用が2065年頃まで続くと見込まれることか
ら,長期の維持管理が可能な体制を構築するのが目的。そこでクラトスは,イ
ンディアナ州クレーンにある米海軍水上戦センター・クレーン部門の近隣に,
面積155,000平方フィートの新施設IRIC(Indiana Radar Integration
Complex)を開設,2027年に実働可能とする。このIRICの開設に加えて,送信
機,シグナル・プロセッサー,アンテナ・サブシステムを対象とする補修整備
・近代化改修を行なう能力の初期段階実装,デジタル・エンジニアリングや人
工知能(AI:Artificial Intelligence)によるデータ管理などといったタス
クを,フェーズ1で実現するとしている。(Kratos Defense & Security
Solutions 2025/10/6)