米コースト・ガードのNSCは10隻で打止め
ハンチントン・インガルスと米コースト・ガードは,NSC(National Security Cutter)ことレジェンドLegend級カッターの11番船フリードマンFriedman WMSL-760の建造を中止することで合意した。
フリードマンは,10番船のカルホウンCalhoun WMSL-759(2023年に引渡し済み)とともに,9億3,000万ドル分のオプション契約に基づいて建造するはずだったもので,2021年に工程を開始した。しかし作業が遅れており,2024年に予定していた引渡しは実現できていない。そこでコスト節減の観点から契約を見直すことになり,工程未完のまま建造を中止することで合意が成立した。代わりに,既存の10隻について可動率を最大化することで,任務所要に対応するとしている。なお,NSCの当初計画隻数は8隻で,すでにそれより多い数を確保している。(USNI News 2025/6/5)